近年増加しているのが投資詐欺。
SNSなどをきっかけにLINEグループへ誘導され、多額の資金を騙し取られます。
- 「有名投資家のアドバイスが無料で受けられる」
- 「AIが急騰銘柄を教えてくれる」
甘い言葉は罠です。
実際、投資家などの有名人を模したAI動画も問題に。
この記事では、LINE詐欺の手口や怪しいアカウントの見分け方を解説。
万が一被害に遭いそうな時の対処法もお伝えします。
大切な資産を守るために、ぜひ最後まで目を通してください。
本記事における注意事項
株式など金融商品は損失を出す恐れがあります。
また、本記事で紹介する企業や投資商品は情報提供目的であり、投資を推奨・勧誘する目的はございません。
また、正しい情報をお伝えするため情報更新を行いますが、古い情報や誤った情報が含まれることがございます。
ご自身で情報の精査を行い、自己判断・自己責任でお願いいたします。
いかなる損失が出た場合でも、責任を負うことはできません。
株の情報を装ったLINE詐欺とは？増える投資トラブルの特徴
株式投資への関心が高まる中、その心理を逆手に取った詐欺被害が後を絶ちません。
なぜこれほどまでに被害が増えているのでしょうか。
LINEが狙われやすい理由
LINEが狙われるのは、日本国内で圧倒的な利用率を誇るから。
でもそれだけではありません。
- 閉鎖的な空間： やり取りが外部から見えず、過激な勧誘や洗脳が行われやすい。
- アカウント作成の容易さ： 偽名で簡単に作れ、削除して逃亡するのも容易。
- 日常への浸透： 使い慣れて警戒心が薄く、友人感覚で連絡を取ってしまう。
特に注意したいのは、閉鎖空間であること。
周囲に気づいてもらえず、騙されることはよくあるのです。
株初心者が巻き込まれる誘導パターン
詐欺グループへの入り口は、日常のSNS利用の中に潜んでいます。
最も多いのが、InstagramやTiktokなどのフィードに出てくる「投資広告」
有名人やニュース番組を無断使用し、「先生が推奨銘柄を公開」と偽ってクリックさせます。
その後、「詳細はこちら」とLINEの友だち追加を促し、グループチャットへ招待。
詐欺グループが運営してるんだよね。
Xで投資詐欺にあった体験談
Xを使っていると、新しいフォロワーからDMが。
最初は普通にやり取りしていたのですが、だんだん雲行きが怪しく。
「儲かる話がある」「私だけに教える」と言ってきたんです。
この時点で怪しいと思ったのでブロックしましたが、おそらく詐欺でしょう。
「友達になろう！」みたいな感じで寄ってくるので気をつけないといけません。
LINEで行われる株投資詐欺の代表的な手口
グループに参加すると、巧妙な手口であなたを信じ込ませようとします。
以下の3つは、詐欺グループが必ずと言っていいほど使う常套手段です。
「必ず儲かる」と断言する
投資の世界に「絶対」はありません。
しかし、詐欺グループは以下のような言葉で安心させようとします。
- 「AI分析により勝率100%」
- 「元本保証で月利20%」
- 「あなただけへの特別情報」
「確実、必ず、絶対」のような断定的な言葉が出てきた時点で怪しい。
基本的に詐欺だね
実在しない投資家や先生を使って信頼させる
グループ内には、「先生」や「アシスタント」と呼ばれるリーダー格が存在します。
実在する経済アナリストや投資家になりすまし、「私が直接指導します」と偽るのです。
著名人の権威を利用することで、初心者の警戒心を解くのが理由。
「この人の言うことなら間違いない」と信じ込ませてだまします。
利益画像を見せて錯覚させる
グループチャット内には、「サクラ」が大量に紛れ込んでいます。
- 「先生のおかげで100万円儲かりました！」
- 「出金できました！」
こんな報告とともに、加工した利益画面のスクショを投稿します。
今どきAIでも画像作れちゃうもんね
でも、被害者は「自分だけ乗り遅れている」という焦りを感じる。
そして、入金へと誘導されてしまうのです。
怪しい株投資系の詐欺LINEを見抜くポイント
「自分が参加しているグループも詐欺？」と思ったら、以下の3点をチェックしてください。
1つでも当てはまれば危険信号です。
特別招待・限定グループへの誘導がある
- 「VIPコースに選ばれました」
- 「機関投資家と取引する特別なグループへ招待します」
こんな形で、別のLINEグループや専用アプリへ誘導されるケースです。
これは、より洗脳しやすい環境へ移すための罠。
「特別な儲け話」をSNSで集めた見ず知らずの人に教えるなんて絶対にありません。
特別扱いをすることで、「自分だけなんだ！」と錯覚させるテクニックなのです。
金融ライセンス・運営情報がない
日本で投資助言や運用を行うには、金融庁への登録（金融商品取引業者としての登録）が必要です。
相手に「金融商品取引業者の登録番号を教えてください」と聞いてみてください。
明確な回答がない、または海外のライセンスを提示してくる場合は、無登録の違法業者です。
少額入金や口座登録を急がせる
最初に数万円程度の少額を入金させる場合も要注意。
ここで一回、利益が出たように見せかけます。
利益が出てるように見せて、信用させる手口
その後、「大きな利益を出すチャンスは今しかない」と数百万円単位の追加入金を急かします。
また、振込先が「個人名義の口座」や「毎回異なる法人名義」である場合は黒。
まともな証券会社が、個人名義の口座に入金を求めることはありません。
そもそも証券会社は自分で口座開設するわ。
もしLINE詐欺と思ったらすぐに取るべき行動
「騙されたかもしれない」と気づいたら、一刻も早い対応が必要です。
パニックにならず、以下の手順で行動してください。
相手をブロックして連絡が来ない状態にする
「出金するには手数料が必要」「違約金がかかる」
詐欺師は言葉巧みに、さらにお金をむしり取ろうとします。
これ以上の被害を防ぐため、一切の連絡を断ち、相手をブロックしてください。
グループからは退会しましょう。
勧誘内容のスクショやトーク履歴を保存して証拠を残す
ブロックや退会をする前に、必ず証拠を保存してください。
- LINEのトーク履歴（最初から最後まで）
- 相手のアカウント情報（プロフィール画面）
- 振込先の口座情報
- 投資アプリやサイトの画面
警察や弁護士に相談する際の資料となります。
個人情報を伝えた場合は悪用されないように対策を行う
免許証の画像や銀行口座番号を送ってしまった場合、他の犯罪に悪用される恐れがあります。
口座の利用停止や変更を相談したり、身分証の再発行を検討したりしましょう。
二次被害の防止策を講じてください。
お金を送ってしまった場合はすぐに専門窓口へ相談する
自力での返金交渉は困難かつ危険です。
以下の窓口へすぐに相談してください。
- 警察相談専用電話（#9110）： 詐欺かどうか迷う場合も相談可能
- 消費者ホットライン（188）： 最寄りの消費生活センターへ繋がります
- 弁護士（法テラスなど）： 投資詐欺に強い弁護士を探して相談
安全に株式投資を始めるために意識すべきポイント
株式投資自体は、危険なものではありません。
詐欺をする奴が悪いんだよね。
詐欺に遭わず、安全に投資を始めるための基本を押さえましょう。
信頼できる情報源を選ぶ
SNSで流れてくる「匿名投資家の極秘情報」や「グループ限定の必勝銘柄」に価値はないです。
これらは詐欺グループが作り上げた虚偽の情報。
安全な資産形成のためには、公的な情報源や信頼できるメディアを主体として判断しましょう。
- 金融庁や日本証券業協会などの公的機関が提供する情報
- 上場企業が公開する決算情報や公式ニュースリリース
- 大手経済新聞や信頼性の高い証券会社の公式レポート
証券会社を選ぶときに確認したい安全基準
「謎のアプリ」や「個人口座への振込」は、あなたの資金を危険に晒します。
安全に資産を増やすためには、正規の証券会社を利用しましょう。
国が認めた「金融商品取引業者」に登録されてます。
詐欺グループと決定的に違うのは、顧客資産の分別管理です。
正規の証券会社は、会社自身の資産と預かった資産を法的に完全に分けて管理しています。
万が一証券会社が破綻した場合でも、あなたの資産は守られる仕組み。
法的に守られているからこそ、安心して取引ができます。
【正規の証券会社を選ぶためのチェックリスト】
- 金融庁の登録があるか： 公式サイトに「金融商品取引業者」の記載がある
- 分別管理を行っているか： 顧客資産と会社資産を分けて管理している旨が明記されている
- 上場企業か大手金融グループ傘下か： 規模の大きな証券会社は、信頼性やセキュリティ対策も強固
甘い言葉に乗って危険な道を選ぶ必要はありません。
大手証券会社を利用すれば良いよね。
安全かつ低コストで、豊富な情報とツールを使った本格的な株式投資を始めることができます。
口座開設は無料： 口座維持費用は一切かからない
スマホで完結： オンラインですぐに申し込みが完了
豊富な情報ツール： 自分で銘柄分析ができる環境がある
「あの時、騙されて大金を失わなくてよかった」
こう思えるように安心・安全な証券会社を選び、確かな資産形成をスタートさせましょう。
まとめ：LINEの株投資詐欺から身を守り、安全に資産形成を進めよう
LINEを使った株投資詐欺は、誰にでも起こりうる身近な犯罪です。
- 「必ず儲かる」は詐欺の合図
- SNSの広告からLINEグループへ入らない
- 振込先が個人名義なら絶対に入金しない
この3つを心に留めておくだけで、リスクは大幅に減らせます。
「うまい話」には裏があるよ。
大切な資産を守るためにも正規の証券会社を利用し、自分の知識と判断で堅実な投資を行いましょう。
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